秋のお便り―黒潮の大蛇行収束について―

こんにちは。杉本養殖ホームページ担当の「中の人」です。

11月も中旬となり、朝夕はぐっと冷え込むようになってきましたね。
すっかり秋の気配が濃くなり冬が近づきを感じる日々です。
前回の更新から少し間があいてしまいましたが、今回は「黒潮の大蛇行収束」について、私たちの現場から感じていることをお届けします。

最近ニュースでも取り上げられているように、長く続いていた黒潮の大蛇行が終息し、潮の流れが本来のルートに戻りつつあります。
この変化は、紀北町・引本浦の海にも少なからず影響を与えているようで、海水温や潮の勢いにも微妙な変化を感じます。

気象庁の発表による資料2025年8月29日 気象庁報道発表資料(PDF)

杉本養殖では、こうした海の変化を見逃さないよう、過去のデータと照らし合わせながら日々の管理を行っています。
実際、10年前の水温データを引き出して比べてみると、いくつか興味深い違いが見えてきました。
気候変動や黒潮の動きは、魚たちの成長や餌の食いつきにも影響するため、現場では経験と記録をもとに、細やかな調整を続けています。

自然とともに生きる私たちの仕事は、まさに“海と対話する”ようなもの。
ひとつのデータの裏には、日々の観察や積み重ねがあり、それが次の判断材料になっていきます。

これから冬にかけて、また海の表情も変わっていく時期です。
黒潮の流れが戻りつつある今、海がどんな姿を見せてくれるのか——
これからも「中の人」目線で、少しずつお伝えしていけたらと思います。

季節の変わり目ですので、皆さまもどうぞお身体に気をつけてお過ごしください。