6月7日の朝、杉本養殖に鹿児島から4万匹の稚魚が入ってきました。
当初は昼過ぎの到着予定でしたが、予定よりも早まり、朝からの受け入れとなりました。
6月の初めには台風6号が通過し、幸い大きな被害はありませんでしたが、湾内には流木や枯れ草などの漂流物が多く入り込みました。
稚魚を迎える前にも、現場では片付けや確認作業に追われていました。海の仕事は、魚の世話だけでなく、こうした自然の後始末も大切な作業のひとつです。
この日は、あいにくの土砂降り。
カメラを持参して現場へ向かいましたが、途中から雨脚がかなり強くなり、機材のことも考えてスマートフォンでの撮影に切り替えました。
カッパを着ていたものの、帰る頃にはほぼずぶ濡れ。
雨の日の現場仕事の大変さを、身をもって感じる一日となりました。
今回入ってきたのは、ブリの稚魚であるモジャコです。
今年はモジャコが不漁ということで、入荷も例年より遅れているとのことでした。
自然を相手にする仕事では、予定通りに進まないことも少なくありません。
だからこそ、その時々の状況を見ながら、受け入れの準備や管理を丁寧に行っていくことが大切になります。
到着した稚魚たちは、これから杉本養殖のいけすで日々の管理を受けながら育っていきます。
順調に成長すれば、1年半から2年ほどで出荷される予定です。
小さな稚魚たちが、これから時間をかけて大きくなっていくことを思うと、毎日の餌やりや水温の確認、魚の様子を見る作業の一つひとつが、あらためて大事な積み重ねだと感じます。
この日は代表から「輸送船にも乗っていい」と声をかけていただき、実際に乗船させていただきました。
ただ、船に乗るにはいけすの上を渡る必要があります。
普段からその環境で作業をしている方にとっては何でもないことかもしれませんが、こちらはなかなかのへっぴり腰。
足元を確認しながら、ゆっくりゆっくり進みました。
現場の方々の身のこなしには、やはり日々の経験が表れます。
実際に船に乗り、稚魚が運ばれてくる様子や受け入れの空気を間近で見ることができたのは、とても貴重な経験でした。
雨の強い一日ではありましたが、現場では一つひとつの確認を怠らず、魚に負担がかからないように作業が進められていました。
小さな命を預かり、時間をかけて育てていく仕事です。
天候や海の状況に左右されることもありますが、これからも杉本養殖では、日々の目配りと気配りを大切にしながら、稚魚たちの成長を見守ってまいります。










